Archの映画レビュー【ターミネーター】

題名:ターミネーター
公開:1984年(日本では1985年) 
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<ストーリー>

近未来…人間は機械と戦争をしていた…

現代のアメリカ、路地裏に雷光と共に一人の男が現れる…
その男は、近くにいたチンピラから服や銃を奪い、「サラ・コナー」という人物を電話帳から探し出し、次々と殺していく…

ほぼ同じ頃、同じような雷光と共に別の男が現れた…その若い男は今が『1984年5年12日』で、『ロサンゼルス』であることを確認すると、急ぎ誰かを探し始めるのだった…

サラの家に居た友人ジンジャーと恋人マットを殺害し、立ち去ろうとした時、電話がなり、部屋の主であるサラ・コナーの声が流れた…男はサラがいるディスコに向かう…
銃を向けられたサラを若い男が間一髪助け出す。

事態が飲み込めないサラに、若い男カイル・リースが状況を説明する。
近い未来、軍事用コンピューターネットワーク基幹システム、通称『スイネット』が、ある日、自我に目覚める。
それを恐れた人間が機能停止を試みるが、それを攻撃と受け止めたスカイネットは、アメリカ東部時間1997年8月29日午前2時14分、ロシアに向けて核ミサイルを発射。それが引き金となり世界規模での核戦争が勃発…【審判の日】と呼ばれる出来事だ…
核戦争後、スカイネットは機械の軍隊を作り出し、人類を絶滅させるため攻撃を続けていたのだ…
人類は抵抗を続けており、その先頭に立つのが、これから産まれてくるサラの息子、ジョン・コナーなのだと…
スカイネットは、過去に戻り、ジョンを産む前のサラを殺すことで、ジョン・コナーの存在を歴史上から抹消しようと考えた。そして送り込まれたのが、サラを襲った男ターミネーターで、それを防ぐため、自分が過去に飛び、サラを守ることになったのだと…

ターミネーターから逃げる途中、警察に捕まり、サラは保護され、カイルは尋問される。カイルは未来の話をするが、誰も信じてくれなかった…
警察署に居れば安全と眠りについたサラ。しかし、激しい物音で目覚める。なんとターミネーターは、警察署に正面から押し入り、警官を殺しながらサラを探していたのだ
またもカイルに助けられたサラは、次第にカイルの話を信じるようになり、逃避行の末、モーテルで結ばれる

タンクローリーを強奪し、追いかけてくるタンクローリーに、お手製の爆弾で対抗するサラとカイル
タンクローリーターミネーター諸共爆破し、終わったかに見えたが…
外皮が焼け落ち、金属骨格剥き出しで執拗に追いかけてくる
近くの工場に逃げ込むも、徐々に追い詰められる二人…
ケガをしたカイルが決死の覚悟で手製爆弾をターミネーターの腰の隙間に差し込み爆破することに成功
…しかし、爆発に巻き込まれ、カイルは息を引き取る…
悲しみにくれるサラ…背後には上半身のみでも追いすがってくるターミネーター
爆発で足にケガをし、這いずるしか出来ないサラは、プレス機の中を必死に逃げる
最後は、全ての憎しみや怒りを込め、プレス機の起動スイッチを押し、ターミネーターを潰すことに成功
プレス機からはみ出した右腕を振り払うサラ

数ヶ月、カイルとの子を身籠ったサラは、メキシコを目指していた。
その瞳には、これから起こるであろう『審判の日』に立ち向かう覚悟が宿していた…


 <感想>
公開から36年経ったが、未だ色褪せることの無い作品だと思います。
突如、ターミネーターに襲われるサラ・コナーをリンダ・ハミルトンが演じています。彼女はこの作品で一躍有名に。
でも、彼女より有名になったのが、ターミネーターを演じたアーノルド・シュワルツェネッガーですね。
もとは全米No.1ボディービルダーだった彼は、周囲から飽きられる事を恐れ、俳優に転身。コナン・ザ・グレートで主演を努め注目を集め、続く「ターミネーター」で一気に俳優としての地位を確立しました。
実は、元々ターミネーター役ではなくカイル・リース役でオーディションを受けていたのですが、筋骨隆々過ぎて監督の『カイル・リース像』に合わず、落とされていました。
ただ、そこで帰すのは勿体無いと思い、ターミネーター役のオーディションを受けさせてもらったところ、見事にハマったんですね。
ただ、オーディションで受かって満足せず、機械的な動きを研究し、演技に取り入れるなど、彼自身の努力もあり、ターミネーターは完成したんだと思います。

スカイネットの計画は『過去を変えれば今が変わる』でしたが、結果としては抹消したい相手を産み出す手助けをしてようになっていて、若干皮肉めいたというか、時間の流れは変えられないってのを暗示しているようで…

今作は大ヒットしたおかげで、シリーズとしての道を歩むことになるターミネーター
映画の感想というより、シュワちゃんの話で終わってしまった…(笑)