Archの映画レビュー【ターミネーター2】

題名:ターミネーター2

公開:1991年
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 <ストーリー>
前作から10年…
ジョン・コナーはサラの元でなく、養父母の元で暮らしていた。サラはスカイネットを開発することとなるサイバーダイン社への爆破未遂事件を起こし、警察病院に収監されていたのだ…
ジョンはサラと一緒にいた時に、来たる審判の日に向けての教育として、銃の扱い方、ハッキングの方法等を仕込まれていたが、自分が抵抗軍のリーダーになるという母の話を信じきれずにいた…

そんなある日、雷光と共に2人の男が現れた…
片方の大男は、10年前にサラを襲ったターミネーターと同じ姿をしていた。
ショッピングモールのゲームセンターで、友人と遊ぶジョンの元に、警官の姿をした男が現れた。ジョンはATMのハッキング等の犯罪がバレたと思い、従業員通路へと逃げる。追いかけてくる警官の手には拳銃が…
逃げるジョンの目の前に、ショットガンを持った大男が現れる。
『伏せろ!!』
そう叫ぶと、警官に向けてショットガンを撃つ。
しかし撃たれた警官は平然と立ち上がり、銃を撃ち返してきた。大男は背中で弾を受け、ジョンを逃がすために警官と揉み合い、壁をぶち破りモール内へ…
ジョンは、訳も分からず駐車場へ行き、自分のバイクに跨がる。そこに大男を振り払った警官が現れ、走って追いかけてくる。
バイクで警官を振り切り、排水水路で一息つくジョン。
しかし、大型トラックに乗った警官が執拗に追いかけてくる。そこに先程の大男が現れ、ジョンを救い出すのだった。
追跡を振り切り、目の前にいる男がかつて母の生命を狙った「ターミネーター」であることを確信するジョン。
なぜ母(サラ)ではなく、自分が狙われるのか?疑問を抱く。
大男の話では、スカイネットは過去への介入でサラ殺害に失敗したため、子供のジョンの抹殺へと計画変更をしたのだという。
そこで、新たな刺客として、T-1000という最新型のターミネーターを送り込んだという。そして、自分はT-800型といい、ジョンを守るように未来のジョンにリプログラムされているという。そして、今後、ジョンを抹殺するための最適な行動として、サラを殺害することであると告げられた
ジョンは、サラを救うため、警官病院に向かう
同じころ、先のショッピングモールの騒動がサラの耳に入ることに。10年前に警察署を襲撃した男(T-800)と似た男が関わっていたためだ。
サラは『ジョンを守らなければ…』と脱走を決意する…



 <感想>
何十年も前の作品ですが、ネタバレなしで観てもらいたい。私もターミネーターは、近所の映画館でリバイバル上映されているので観たんですが…前作はホラー色強めできたので、どんだけ怖くなるんだろう…とビクビクしながら観たのを覚えてます。怖いどころか、見処満載で何度も通って観てしまった…

まず、リンダ・ハミルトンの役作りがすごい。前作では逃げる事しか出来なかった女性が、戦闘技術を身につけ『闘う女』となっている。
シュワちゃんも、襲う側から守る側になったが、相変わらず機械的な演技がすごい。
今作の見せ場はとしては、最新型と旧型のターミネーター同士の闘いです。本編中、計4回ほどぶつかることになるが、防戦一方で逃げることしかできない。観ている側としては『こんなのどうやって倒すんだよ!?』と絶望的なイメージしか持てない…結末は実際に観て欲しいです。
個人的には、ストーリーで割愛しましたが、ジョンが養父母の家に電話した時に絡んだチンピラを、簡単に殺そうとしたT-800にジョンが『簡単に人を殺してはいけない』と説くシーンがとても好きです。この言葉が、警察病院到着直後や、その後のシーンでも影響しているのが、とても好き。
ラストはとても有名なシーンなのですが、観た事ないなら、ディレクターズ・カット版で観て欲しい。

ターミネーターもこの後何年かは続編制作がないのですが…監督が変わって2003年に『ターミネーター3』なるものか作られます。